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10/06/12


さしあたっての感想です。

場所は赤坂ACTシアター
ロビーは花で満たされ、百合の香りが充満していました。

映画のCHICAGOがとても面白かったので、気になっていたんですが、前回公演は見逃しました。和央ようかさんが出演していたやつ。

面白かったです!

正直、米倉さんの美しさを見れるだけで良いか~くらいの気持ちだったんですけれど、大失礼でした。

歌もダンスも素晴らしかった!

舞台上にオーケストラボックスがどかーんとあるのも迫力あって良かった。
ま、その分ダンスをする場所が狭いから、ちょっとこまごました印象はありましたけれど…

で、キャスト感想です。


■ロキシー・ハート:米倉涼子
チラシに載ってた彼女の美しい背中の筋肉にソソラレテ観劇を決定。

脚線が美しい。ダンス、歌もなかなか。
声量だけがちょっと残念。

コミカルな仕草や表情が多くて、テレビドラマの悪女を演じる米倉さんのイメージとはちょっと違うかも。

とても頭の軽そうなロキシー。
夢見がちなお莫迦ちゃん。
キュートでセクシー。だけど、キュートさの方が目立ってるぽい。
ダンスの舞台に立って有名になる事、しか頭になさそう。
打算とか、計略なんていうのが出来なさそうだ。
でも本能的にそういうのをやっちゃう、したたかな女。

彼女が空想上のベビーに歌うナンバーはとても可愛くって彼女が愛おしくなる。
いつだって一緒。あなたがいればなにもいらない…
これってつまり、"自分というベストフレンド"ってことでしょうね。

■ヴェルマ・ケリー:アムラ=フェイ・ライト
アメリカからこんにちは。
一部字幕ありってきいてたから彼女は英語なのかと思ったら、なんと日英語まぜこぜ!

かなり頑張ったんでしょうねー。
ちゃんと聞き取れる日本語でした。

カタコトだけど、それがコミカルなシーンと相まってうまく笑いに昇華されてたと思います。
笑うシーンじゃないと思うところでクスクス笑いが起きてたのは、訛りのせいでしょうかね? それだけ不満。

ダンスは抜群! というか、そうか…ここの部分だけ本場ブロードウェイなのか…
格好良いです。存在感が凄いです。
米倉さんと並ぶとやっぱり筋肉が違う。
セクシーな柔らかい体の動きを指先までコントロールしている感じ。

コミカルな演技をしているときはとても可愛い。
必死にダンス・ペアに誘おうとするナンバーが特に。

■ハリー:河村隆一
特になし。
あ、歌はとても上手。声も大きいし、ハリがあるし。
台詞もはっきりきっぱり。役柄的にはぴったりだと思います。

腹話術のナンバーは面白格好良かった。
鼻声と普通の歌声と切り替え大変だろうなー。

恐らく見せ場の一つであろうタップが無かったです。

■エイモス
まさにエイモス。もっちり。

とても優しそうで鈍そうで、大切にしてくれそうな人。
本当に頭の血のめぐりの悪い間抜けにみえるんだから、凄い。

歌声もソフトで優しい感じ。
なんか柔らかい布みたい。

■ママ・モートン
スーツでした。

…というのが、まず、映画を先に見ちゃったもんですからさ。
映画のあのセクシーダイナマイツな衣装はどこへ!?
って思っちゃったら、こんな感想に。

歌声は優しく、ママ自身も優しく。

カタリンのことを気にかけて、なんとかならないのかと詰めよるシーンは本当にママ。
だからこそ、その後の消失マジックが切なく際立つんだけど。

映画のママはそれこそドライに"持ちつもたれつ"って感じだけど、このママはちょっと融通利かしてくれそう(笑

ヴェルマとなかよし。

■ミス・サンシャイン
甲高い声でうっとりと歌う夢見がちなロマンチスト。
映画では出来る女風だったからギャップにびっくり。

美しい歌声だっただけに、途中でハリーがヅラをとった時は会場がざわついた。

…ミス・サンシャインは、女性なんですよね?
あれは、"見かけと真実は違う!"にかけた唯の演出なんですよね?

ロキシーとヴェルマのペア・ダンスで「レディースアンドジェントルメン!」と出てきたときに思わず笑っちゃったよ。
黒のズボンに白のタンクトップで、メイクはミス・サンシャインのままだもん!!
なんだったんだ!?

■六人の陽気な女囚
映画とはまるきりの別物。

舞台上におかれた椅子に座って、一人ずつが語る…という感じで。それも、陽気に。

「ほぉら、どこにでもいるじゃない! やなクセを持った奴ってぇ」

という感じできゃたきゃた笑いながら語られる事件はどれも、下らない内容に聞こえます。
こんな莫迦らしい事でコロシやっちゃったよアタシ。みたいな。

ちなみにカタリンの台詞はハンガリー語で、字幕には○×▼…みたいに記号で記されてて笑いが起こってました。
うーん…ここ、笑うとこかなあ…?
記号もいらなくないかあ?

一人ひとりダンスが凄い!
カタリンと並んじゃうと、やっぱり日本人とはスタイルが違うのが目立つ…

■ダンサーズ
…と、ひとまとめにしてしまうのがもったいないくらいのダンス。
各々凄いスタイル! 筋肉!

大澄賢也さんは痩せましたね。というか、筋肉がモリモリになってた。
いや、アピールしてたからそう見えたのか。
フレッド・ケイスリー役でしたけど、殺された後もバックダンサーとして踊ってました。



最後はロキシーとヴェルマの息の合ったダンス。
バラの花束を抱えて、それにキスをして会場に投げる。
キラキラ輝いて、夢の世界のようです。
彼女たちの舞台のラストと合わせてこの舞台のラストへ。

お花欲しかったなー。手を降れば投げてくれたのかも。

最後は勿論スタンディングで。
CHICAGOのナンバーをメドレーで演奏して、手拍子して。
ファミリーミュージカルの演出ぽくもあったけど、私は好き。
とても楽しく、目も楽しませていただきました。
また見たい!


以上、感想でした。

あと、日本で言うのもなんだけど、この舞台、もっと会場にガヤがあっても良かったなー。
最初に女の子が出てきての挨拶、「いずれも皆様が大好きなものばかり…」あれは笑うところだと思うんだけど。
日本人はお行儀良いからなあ…

あ。ロビーに沢山の花があったんですけれど、終演後にその前で写真とってる女の子二人がとても可愛らしかったです。
背中あわせに立って、ポーズつけて。
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